本格的な冬になる直前の11月の最終日曜日、金峰山へ登って来ました。
『きんぽうざん』『きんぷさん』の二通りの呼び方があるようです。
今回のアクセスは中央高速勝沼ICから塩山を経由して川上牧丘林道を大弛峠(おおだるみととうげ)まで車で行きました。
峠の標高は2,365m、金峰山の標高は2,599mですので、標高差は230mほどの登山です。
無雪との情報を得ていましたが、直前に降雪があったようで、川上牧丘林道は高度を挙げるに従い至る所に積雪があり、ノーマルタイヤでは登れません。
オートソックスと金属チェーンを用意して来ましたが、今回は脱着がとても簡単なオートソックスを使いました。造りは不安を感じますがこれ、結構行けます。グングン登りますね。

いよいよ登山の開始、まずは大弛峠の鳥瞰図から今回のルートを確認します。

大弛峠を出発し、朝日峠、2,579mの朝日岳、2,531mの鉄山、賽の河原を経て2,599mの金峰山と五丈岩までの山行です。
ここで大きな過ちに気づきました、なんと軽アイゼンを忘れてしまいました。
無雪と思っていたので、多少の気の緩みがあったのは確か、致命的です!。
友人は当然チェーンアイゼンを用意して来ています。
私はここ大弛峠でお留守番か??ここまで4時間掛けて来たのに・・・。(涙)
『アイゼンなしで行けるところまで行って、ダメなら戻って来よう』との友人の温かい言葉に気を取り直し、出発です。

登山口付近、どこまで行けるやら・・・。

思いのほか、アイゼン無しでも行けそうです。
雪道に残っている先行者の踏み跡もアイゼンを使用している様子はありません。
大丈夫かもしれません。
遠くに五丈岩が見えます、その奥に雪を被った八ヶ岳でしょうか?とても綺麗です。
それにしても風が強くて寒いです。
写真を撮るために手袋を外すと、あっという間に指先が冷たく凍りそうになります。

雲を被った富士山も遠くに見えます。

やっと金峰山山頂に辿り着きました。強風と寒さのため、道中あまり写真を撮ることができませんでした。

友人は五丈岩を目指しましたが、私は山頂の岩陰で強風から身を守っています。
吹きさらしで足場の悪い岩の上、バランスを崩しそうで怖いですが、皆さん果敢に目指しています。
瑞牆山へ行くのでしょうか?



眼下に瑞牆山、はるか遠くに八ヶ岳。

食事も取らず早々に山頂を後に、復路に見えた富士山、往路と違って雲も取れて絶景を見せてくれました。


今回の金峰山、軽アイゼンやフェースマスクを忘れとても寒かったですが、絶景を見ることが出来てとても良い登山となりました。
明日以降は軽アイゼン以上の装備は必須です、これから目指す方は必ず携帯してください。