毎年、友人が日本ミツバチから採蜜した貴重でとっても美味しい蜂蜜をプレゼントしてくれます。
自分も美味しい蜂蜜が採れればと思い、日本ミツバチを飼育してみることに・・・・。
自分で世話をした日本ミツバチから得た蜂蜜を、日々の生活の中に取り入れて、
豊かな食生活を目指します。
今回は、日本ミツバチを飼うためには、まずは日本ミツバチを確保しなければなりません。
彼らが安心して快適に暮らせる棲家を作って、そこに入居してもらわないといけません。
その第一歩が『待ち箱つくり』です。
材料 待箱3個
・巣枠 足場板(杉材) 36mm×210mm×4000mm 2枚
・巣門枠 足場板(杉材) 上記から切り出す
・天板 コンクリートパネル 1枚(今回は手持ちの材料で代替えしました)
・スノコ 檜平板 6mm×30mm×1820mm 3枚
・巣落ち防止棒 針金 太さ2.6mm
・木工ビス
・金網 網目4mm 90mm×100mm
・木工ビス 90mm
・釘 32mm
・ステンレスビス 5mm
必要な工具(あると便利)
・ノコギリ
縦引き刃と横引き刃の両方ノコギリ、さらに電動丸鋸があると非常に作業が捗ります
・インパクトドライバー
・ペンチ
・曲尺
・金槌
・メジャー
・木工ドリル刃
作り方
●巣枠と巣門枠の材料を足場板から切り出します。
①4000mmの足場板を約4等分(995mm)にカットします。
②4等分にカットしたモノをさらに245mmにカットします。
③245mmにカットしたモノから巣門枠用の部材を取るため、
縦幅210mmから縦幅150mmで切り出します。
ノコギリの刃の厚みを考慮して、上記サイズで巣枠の部材を切り出すと
4mの足場板を無駄なく使用することができます。
切り出した部材を下記の様に組み立てます。
巣門枠には巣門を1箇所、ノミで刻んで開けます。
この方法で4000mmの足場板から、巣枠、巣門枠が4つ作ることが可能になります。
巣枠を2段重ねてひとつの待ち箱にしますので、巣門枠は2個余りますが、
巣門を刻む際、巣門の高さが高くなってしまった(失敗)時の予備として使えますので、
安心してノミで刻んでください。
●続いて天板を作ります。
防水コートが施されているコンクリートパネルを使えば、雨が直接当たる天板の劣化が
ある程度防ぐことができますが、今回は手持ちの板を使うことに。
厚みが40mm以上あるので、雨風による劣化は気になりません。
巣枠の外径に合わせて、280mm×280mmの正方形に切り出します。
ここでも手持ちの2cm厚の板から2cmの幅で枠材を切り出し、天板に合わせて釘で留めます。
さらに金網を適当に切って、天板にビス止めします。
●スノコ作り。
檜平板 6mm×30mm×1820mmから天板の枠の内径に合わせて240mmの長さに切り出し、
適当な感覚で#に組み上げます。
板の厚みが6mm、縦板と横板の重なり部でも厚さは12mmです。
使うビスの長さが長いと貫通して、ビスの先端が飛び出してしまいます。
飛び出した先端はヤスリで綺麗に削り取りましょう。
●巣落ち防止の針金のセット。
ミツバチの巣が天板から剥がれて落ちない様に、巣枠に針金を差し込んでおきます。
巣枠の上端から30mm 両端から140mmのところにドリルで穴を開けます。
購入した針金の太さが2.6mmですので、木工ドリル3mmの刃を使って穴を開けます。
針金の一方の端をコの字に曲げておいて、片方の巣枠板の穴から刺して、対面する巣枠板の
へ貫通させる。
貫通して飛び出している部分をペンチで引っ張りながら、コの字に曲げて、金槌で打ち込みます。
●ここで師匠(友人)からダメ出し😭
巣落ち防止に針金を使うと、気温が高い時期、針金が熱くなると巣が落ちてしまうとの事!
竹か木で作る様にと指示が出ました。
せっかく作ったのですが、作り直しです。
近くの方から竹を頂いてきて、丸棒状に加工します。
巣枠の穴をちょっと大きく開け直して、竹棒を串刺しにします。
ネットで検索すると、針金を使うと紹介されていましたが、いろいろな考え方、
作り方があるんですねぇ。
竹棒は、なかなか良い感じです。
●外周りを焼く
耐久性を持たせるために外側をバーナーで炙ったと処で、またまたダメ出しです。
師匠曰く、周りを焦がすと、焦げた匂いが嫌われて、日本ミツバチが寄り付かない場合が
あるので、周りは焦がさない様に!と。
すでに1セットは焦がしてしまったので、後戻りはできませんので、それはそれで良しとします。
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●蜜蝋塗り
探索蜂に待ち箱を見つけてもらうため蜜蝋をスノコ、巣門に塗り込みます。
師匠から頂いた蜜蝋! これを溶かしてます。
ドライヤーの熱風を当てれば溶けるとのことでしたが・・・・・。
道具箱から、蜜蝋を溶かして塗り込むのに最適な道具を見つけました。
なんと何十年も使って無かったスキー板へワックスを塗り込むコテです。
ピッタリの道具です。
蜜蝋を押し当てるだけで、トロトロと溶け出してきます。
スノコに垂らして、コテで押し広げるだけ!
とっても簡単、しかも素早く綺麗にできます。
甘〜い匂いが漂ってきました。
巣門には直接、蜂蜜を塗ります。
とりあえず完成しました。
設置
友人から借りている畑の梅の木の下に設置しました。
あとは運任せ。
金陵編
放置しているだけで日本ミツバチに入居してもらうのは、流石に厳しいですね。
5月9日
たまたま立ち寄った園芸センターで『金陵編』を見つけたので、今更とは思いましたが、
購入しちゃいました。
早速、切花にして、待ち箱のそばに置いてみました。