玄関アプローチを費用を掛けずに安くDIYで作ります。

家づくり

先日、『地元の掲示板』でとても安くレンガを入手できたので、家作りを始めてからずっと手付かずになっていた玄関先のアプローチ作りに取り掛かりました。

玄関アプローチの必要性

ハーフビルドで平屋を建てている中で、ず〜っと放置していた玄関先ですが、
敷地全体に山砂が敷かれているため、芝もなかなか広がらず、
いつも靴底に着いた砂を玄関内に持ち込んでいました。

玄関内に砂粒があると結構気になり、いつも掃き掃除をしなければならず、
これが結構面倒。

とりあえずの策として泥落とし用の玄関マットを購入して置いてみました。
靴底の砂を綺麗に落としてから玄関に入れば砂の持ち込みはなくなりますが、
実際はその都度マットで砂を落としてから玄関に入るのは稀で、とても実用的な
マットなのですが、私にとっては宝の持ち腐れでした。

やはり庭から玄関までの間に山砂が無い通路が必要です。

私たちにとってアプローチの形状は何が良いのか

ネットで玄関アプローチを検索すると、たくさんの情報が出て来ます。
道路沿いの門扉から玄関へのアプローチとして四角形や半円形、
小道をイメージした作りの形状など・・・・。

自分たちの生活スタイルを考えると、庭で作業をしていることが多いので、
庭からの導線に小道状に作るか?一方、駐車場からのアプローチも欲しい。
小道状のアプローチだと、必ずそこを通らなければならず、自由が利かない。
どこからでも玄関にアクセスできないと、いずれ使わなくなりそう。

結局、180度開かれた方向からアクセスに対応できる、半円形にすることに。

限りあるレンガで半円形はどこまで作れるか?

さて、形状は決まったものの、確保したレンガで作ることができる面積はどれほどか?
作ることが可能な大きさや完成した時の様子ををイメージするために、
設置場所の隣に試し置きしてみました。


手持ちのレンガは大きさや色違いで2種類
レンガ① 205×100×50 37個
レンガ② 230×115×45 80個

手順は
①中心点を決めて、その中心点から水糸を使って半円を描く。
②描いた半円に沿ってレンガ①でサークル上に置いていく。
③さらに内側にレンガを並べていく。
④内側のレンガが足りなくなったので、外側のレンガを外して内側へ置いて半円を小さくします。
⑤この作業を調整しながら2度程繰り返し、レンガ二重の半円作ります。
レンガ① 37個+αで約直径290cmの半円形ができました。
⑥レンガ②80個を半円の中に敷き詰めてます。
半円形ですので、所々レンガをカットするなどの調整は必要はあるにしろ、
手持ちのレンガの数でなんとか間に合うることが分かりました。
完成のイメージも掴めたところで、本作業に入ります。

レンガ敷き作業

①試し敷きで判ったサークルの半径の長さを玄関先に先程と同じ様に水糸を使って描きます。
②半円の中にある芝生を剥ぎ取り、設置面の地慣らしをします。
道具は角スコップ、板切れ、水平器、家作りで余った材料で作った転圧タコ、箒、唐鍬など
③ひたすら、角スコで削り、箒で慣らし水平器と板切れで水平を確認・・・、転圧、水平確認
削り、慣らし、転圧、確認の繰り返しを行い、ある程度納得できる状態に仕上げていきます。
素人のDIY作業ですから、多少の凸凹や傾きなどあまり気にしませんが。

④仕上がりを考えれば、採石を入れてさらに転圧をして、水平を確認すれば良いのですが、手抜き工事と言うことで・・・、無し。
度重なる手抜き工事ということで、空練りのモルタルも敷かずにレンガを並べていきます。
せめてサークル部分の下だけでもモルタルを入れれば、レンガ全体がズレなくなりますが、
それさえもやらない、やっつけ仕事です。
⑤レンガを互い違いに配置していくと、内側のレンガに隙間ができてしまいます。
サークル状ですから致し方ありません。
現場合わせの小さいレンガが必要になります。
ここは手抜きせず、グラインダーとレンガタガネでレンガをカットします。
(モルタル敷く手間より面倒な作業ですが、なぜか拘ってしまいます。)
⑥サークルが出来たら、作業前に剥がしたシバを約5cm幅の帯状にカットして外周に埋め込みます。
芝が根付いて、レンガ押さえになってくれる事を期待して。
⑦後はひたすら内側のレンガを互い違いに敷いていくのですが、一直線に並べる為には、
手前からではなく、距離の長い奥の方から敷いていきます。
その最初の一列目は水糸を使って直線に並んで居るか確認しながら作業します。
その後は一列目を基準にして並べるだけです。
レンガ同士に目地を開ける場合には、ベニヤ板などの薄い板切れを挟みながら敷いて行けば、
同じ間隔の目地が綺麗にできます。(やりません)

実作業6時間(夫婦二人)で完成です。

曲がりやガタつきがありますが、一応形になっています。
サークルの内側に接する部分にはレンガをカットして埋め込めばズレが起こりにくくなるのですが、レンガもカットする気力もなくなってしまい、またもや植物の根張りに期待して芝を埋め込みます。

レンガをバールでこじって最終調整。
レンガですのでピッタリ隙間なく並べられません、どうしても不均等な隙間が空いています。
本来ならば目地用の砂を使うのですが、コスト削減で普通の砂を目地に詰め込んで完成としました。

      

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