夏山登山に備え、軽量ヘルメットを準備しました
今年の夏は友人たちと北アルプスへ行く計画があります。
北アルプスは長野県山岳遭難防止対策協会で山岳ヘルメット着用奨励山域に指定されていますので、ヘルメットを準備しなければなりません。
今までは友人から頂いた工事用の黄色いヘルメットを使っていましたが、通気口が無いため頭部の換気ができず、蒸れてしまい夏場はちょっと使えません。
そこで、登山用のヘルメットを新調する事にしました。
いろいろな登山用品メーカーから、たくさんの種類のヘルメットがリリースされていますが、
選択の条件の最優先は軽量な事、次に価格とフィッテングです。
被った時の見た目も気になりますが、まずは重さ重視でターゲットを絞っていこうと思います。
重量重視の選択肢
登山ヘルメットの構造はハードシェルタイプとインモールドタイプの2種類があり、どちらが性能が良いかではなく、相性、使用用途によって選択すれば良いようです。
私が重要視している重さの面から見ると、インモールドタイプが優っています。
メジャーなブランドの製品で、おおよそ250グラム以下です。
それに比べ、ハードシェルタイプは、おおよそ300グラム以上。
この50グラム程度の差が被った時にどの程度なのか不明ですが、少しでも体重を含めた総重量を軽くして、足に負担をかけない為にもインモールドタイプから選ぶ事にしました。
Amazonや楽天市場で250グラム以下のインモールドタイプを見てみますと、以下が選択肢と挙がります。
やはり価格も重要、超軽量の物もありますが、ちょっと高価で手が出ません。
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いろいろ悩んで最終的に選択したのが、ブラックダイヤモンドのベクターです。
届いたブラックダイヤモンド ベクターを見てみましょう
フィッテイングはかなり良く、とても軽くて大満足です。
ほぼスキンヘッドの私は頭の周りが57cmですので、M/Lサイズを選択しました。
重量は実測で239グラムです。とても軽い。
これなら長時間被っていても首に負担は少ないと思います。
後部にあるアジャスターの可変域は片側6.5cm程有り、私の場合は中心から3.5cmの位置で
ベストフィットポジションになりました。
厚手の帽子を被った時や、頭の大きい方でも十分対応可能だと思います。
帽体の中には、取り外し可能なパットがあります。
直接被る際には発泡スチロールの硬い感じを和らげてくれるのでしょうが、帽子を被った上に装着する時はあまり意味がない様な気がします。
いずれにしてもとても軽いので、柔らかいパット不要かと…..
気になる点
外側のシェルに付いているヘッドランプクリップ、手元に届いた時に、なんとなく帽体から浮いている様に見えたので、触ってみたら外れてしまいました。
クリップの内側に爪が付いていて、帽体に固定する様になっていましたが、その爪が曲がっていて固定できなくなっていました。
返品も面倒なので、爪を修正して帽体に押し込んでおきましたが、実際の使用では、何かに引っ掛けて取れてしまいそうです。
とりあえず、セロハンテープで補強しておきました。
もう一つ、取り外し可能なパットを固定するマジックテープですが、帽体に付いているテープの粘着力があまり強くない様です。
パットを剥がす際に、無造作にベリベリと剥がしてしまうとテープ自体が剥がれそうです。
ゆっくり丁寧に外したほうが良さそうです。
私の購入した個体だけの不具合かもしれませんが……
最後に
私のイメージした通り、軽量安価で見た目も良くて満足してます。
実際に使用した感想は後日追記したいと思います。
追記 使用した感想
7月22日(金)快晴
西穂高口駅を8:40に出発して西穂山荘経由で西穂独標まで行ってきました。
実際に着用したのは西穂山荘から独標まで往復 約3時間ほど。
天気が良く日差しを遮るためナイロン製キャップを被った上にこのヘルメットを被りましたが、
通気口のメリットはあまり感じられませんでした。
一方、キャップを被らず、直にヘルメットを被った状態では、通気性抜群で快適です。
また、登山道に張り出している枝に頭をぶつけましたが、ヘルメットを被っていたおかげで
痛い思いをぜずに済みました。
軽いし、額部分のパットは適度に汗止めをしてくれるので、被っていることを忘れるほど快適です。
これからの夏山のシーズン、安全と快適を求める方におすすめの一品かと思います。