干し柿作りは面倒だと思うかもしれませんが、意外と簡単にできます。
渋柿が手に入る様ならば、干し柿作りにチャレンジしてみると良いと思います。
スーパーなどで購入しようとすると、意外と価格が高く、なかなか手が伸びませんんが、
自分で作るとお安く、美味しく頂けます。
準備するもの
・渋柿
・ホワイトリカー
・ピーラー
・ビニール袋(スーパーで無料で置いてある薄いペラペラした袋で良い)
・ビニール紐、麻紐など
・物干し竿(柿を吊るせるものならなんでも良い)
作り方
まず、渋柿を収穫する時に必ず周りの小枝ごと収穫します。
ヘタの所でもぎ取っては❌です。
収穫した後、残した枝をT字型になる様に不要な部分はカットしましょう。
この部分は紐を結んで吊るしますので、必ず残す様にします。
運悪く取れてしまった場合、私は勿体無いのですが廃棄しちゃいます。
枝の加工が終了したら、ピーラーを使って皮を剥きます。
先端からピーラーの刃を入れてヘタの方へ向かって剥いていくと簡単に剥けます。
ヘタの方からだとピーラーの刃が上手く入らず、簡単に剥けません。
今年は70個ほど収穫してきましたので、剥いた柿を置いておくのに、ポリバケツや、
土鍋やらザルやら、なんでも活用します。
全ての柿の皮が剥けたら紐の準備です。
紐は大体30cm程の長さと、50cm程の長さのモノ、2種類作ります。
長さが違う紐を準備する理由は後ほど。。。
では、柿2個を一組にして紐で結んでいきましょう。
全ての柿を結び終えたら、紐の長さの違うものを交互吊るしていきます。
次は、カビが生えるのを防ぐため、焼酎に浸します。
ビニール袋に焼酎を180mlほど入れ、その中に柿を入れます。
その時、ビニール袋の外側から柿を包む様にすると、柿全体が焼酎に浸ります。
コップ等や、ボトル、牛乳パックをカップ状に加工しても良いですが、
ビニール袋を使うと、少量の焼酎で事足ります。
ここまで来れば、ほぼ作業終了です。
吊るした柿の高さが違い違いになる様、さらに隣の柿とぶつからない様に
位置を調整したら完了です。
2種類の長さに違う紐を用意したのは、違う長さの紐に結んだ柿を、
交互に吊るす事で、柿どうしぶつからない様にするため、
また、同じ長さの紐ばかりだと、柿がぶつからない様に吊るす間隔を
広く取らなければなりませんが、違い違いに吊るす事で狭い場所でも、
たくさん吊るす事が可能になります。
あとは日の光と風に柿の乾燥をお任せします。
気候によりますが、1週間ほどして表面が程よく乾燥してきたら、柿を優しく揉みます。
揉む事で、外側と内側の身が混ざって柔らかく仕上がる様です。
おおよそ1ヶ月ほどで経つと表面に白い粉が吹いてきたら、
美味しい干し柿(ドライフルーツ)の出来上がりです。
いかがでしょうか、意外と簡単でしょう!
今からでも遅くありません!干し柿作りに挑戦してはいかがでしょうか!
たくさん作って、密閉できるビニール袋に入れて冷凍しておけば
長く美味しい干し柿を楽しめます。
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保存
約1ヶ月ほど干した後、取り込みました。
70個ほど出来上がりましたので、ジッパー付きのビニール袋に
10個ずつ小分けにし、冷凍保存します。
小分けにすれば、食べる分だけ解凍できるので便利です。
冷凍庫で冷凍してみて判った事ですが、カチカチに凍らないんですね。
天日干ししたので、水分がほとんど無いのでしょうか?
凍りません!
冷凍庫から出して解凍することなく、食べたい時に食べたいだけ美味しく頂けます。
これは癖になります、来年はもっと増産しましょう。
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今回の保存袋はジップロックのMサイズを使用しました。
10個を並べて入れる事ができるので、こちらもおすすめです。